今回はOn1向けの内容です。
On2の人が好むような、歌詞がなかったり、ピアノが目立つ曲って、
なんでOn1だと気持ちが悪いのでしょうか?
ピアノが目立つきょくじゃなくても、昔の曲のリメイクバージョンとかも、
なんか踊りにくい・・・とか思ったことないですか?
そういう思いをされたことのある方は要チェックです!
On1の2の足って、なんか、いらなくない?
On1踊っていて、ふと思いませんか?
2の足ってなんか踏みにくいかも・・・
速い曲でベーシックを踏むと、ずっと2の足にのっているような感覚ってないですか?
2の足ってコンパスの針みたいに、どっしりおいておいて、
ちょっと1の左足を前に踏んで、ちょっと3の左足を後ろに踏んでのように・・・
いっそのこと、2の足をいつも置きっぱなしにして、足なんて踏まなくってもいいんじゃない???
って思ったりしませんか?
はしょっちゃいましょうか・・・???
いやいやいや、踏まなきゃ駄目でしょ???
ってでも何ででしょう?
「足は踏まないとイケナイって、ティーチャーが言ってたから・・・」とか
「足踏んでないと、外から見て、ダッサイから・・・」とか
「あんなに頑張って動いているフォロワーに嫌われそうだから・・・」
という理由ではちょっと寂しいです^^
でも、2の足はけっこう重要な役目をもっているんです。
ではOn1にとって、2の足がどれだけ大事なのか?
これが、分かっているのと、分かっていないのでは、サルサを踊る感覚がまるで違います。
例えば、曲で感じてみましょうか。
Croma Latinaの「Puoi Che Puoi」って名曲ありますよね。
ベーシックを踏んでいて、どうですか?
気持ちいい~ですよね!
他には「ロストオンユー」とかどうでしょう?
これもいいですよね!
なんていい曲なんだ???
これで、ベーシックを踏んでも気持ちいいと思います。
では、この曲はいかがでしょう?
「ニルダ」っていうんですけど、この曲、イイと思いませんか?
(ハズしたらスミマセン・・・)
さっきの2つの曲と比較して、On1でベーシックを踏んだ感覚ってどうでしょう?
ちょっと、ビミョーな感じしませんか?
これって何故でしょう?
歌が入っていないから?
ピアノが旋律を引いてるから?
やっぱりサルサはトランペットじゃないと・・・
これはOn2専用の曲だから・・・
そんなんじゃないですよね^^
筆者が思うに、
「3~4と7~8の伸び感に自由度がある」
からではないかと考えます。
3から4にかかるところの伸び具合がフレーズによって長かったり、短かったり、
3の部分が強かったり、4の部分が強かったり・・・
とにかく、曲調のバリエーションが多いんです。
3、4の足は、メンズだったら、左足だから、2の右足カンケーないじゃん・・・
と思うかもしれません。
でも、体重がのっているだけでは気持ちよくないのです。
2~3にかけての体重移動を自分でコントロールするところに気持ちよさが出てくると思います。
音に合わせて踏み変えるところが、踊るって事ではないでしょうか?
音に合わせて踊る!!それこそ、サルサの醍醐味ではないでしょうか?
このブログを読んでいるレベルであれば、みなさん1の音は確実にとれますよね!
でも、On1を踏んでいて、この1がズレるとどうでしょう?
気持ち悪いですよね!
だったら、3~4もズレたら気持ちが悪いはずです。
ここでもし、2をずっと踏みっぱなしだったら、どうなるでしょう。
3の足を出すタイミングはおのずと決まってしまいます。
そうすると、クラーベによっては3を踏む足のタイミングの調整が必要になるのですが、これができません。
そうなると、音楽に合わないところで体重移動がおこなわれてしまうので、気持ちワルっ!!
と思ってしまうんだと思います。
でも、「気持ちワルっ!!」って思ったのであれば、
それって、ある意味、踊りが変わる可能性があるということではないでしょうか?
足の踏み方さえ分かってしまえば、
なんだ~、今までOn2の曲だから・・・と思っていた曲が心地よくバンバン踊れるっていうことですから・・・
さて、いつもの如く、前置きがとっても長くなって申し訳なかったですが、
でも、必要性が分からないと、やる意味なんてないですものね!
皆さん、既に普通には踊れるんですから・・・
サルサで、こうすべき!!なんてないですから・・・
ある意味、とっても自由な踊りですものね?
だったら、もっと自由で心地よくて、楽チンな踊りを目指そうではありませんか?
さまざまな曲のバリエーションに対応する踊り方のコツは?
ということで、どう踏むかのポイントをOn1のメンズタイミングで説明します。
ポイントは2つ!!
【2の足を意識して1の後、スグに踏む!】
【3~4の左足の位置は右足に揃えないで、後ろにズラす!】
になります。
では、順番に解説していきます。
先ずはタイミングを考えよう!!
2の足を意識して、1の後、スグに踏む
ですが、これはどういう事かというと・・・
On1を踏んでいると、1の意識ってめちゃめちゃ強くなりませんか?
この1の意識だけが強すぎると、うまくできないので、
1と2の足をセットで同じくらいの強さで、タン・タンと素早く踏みかえて下さい。
「タン・タン」というよりは、曲が速いと「タタ」という感じです。
ある意味、2は音ではなく、機械的に踏む感じです。
でも、「2を音に合わせなくていいの?」
と思われる方もいるかもしれませんね。
確かに2の足のタイミングを音に合わせてコントロールできたほうが、より気持ちいいです。
でも、今のレベルで2のタイミングの自由度を考えるには、やることが増えすぎてしまい、
肝心な3~4のコントロールができなくなっては本末転倒です。
3~4が音に合うだけでも、ヤバいくらい気持ちがいいので、今は2の音のコントロールは忘れて下さい。
2のコントロールの方法については基本編が落ち着いた頃、応用編で説明するのでお楽しみに!^^!
さて、タタと右・左を踏んだ後、3の音にあわせて、意識的に右足から左足に踏みかえて下さい。
3の音に合わせるとは、必ずしも、3の最初に合わせる必要はありません。
曲に合わせて一番踏みたいところで踏めばいいのです。
スグに体重移動を行う必要もなく、曲に合わせて、ゆっくり体重移動してもいいのです。
2と3の踏み変えをコントロールすることによって、新しい踊りの感覚が生まれてきます。
ココを楽しんで頂けたらと思います。
もちろんですが、ベーシック後半の5と6も「タタ」と踏んでいただき、6~7をコントロールして踏んで下さい。
タイミングについては以上です。
ステップの位置も忘れてはいけません!!
さて、これだけでも結構パワーありましたが、もう一つポイントがありましたね。
3~4の左足の位置は右足に揃えないで、後ろにズラす!
これの意味を説明していきます。
初心者の時に、ベーシックってこう習いませんでしたか?
1で左足を前に出して、
2で右足はその場で踏んで、
3~4で左足を揃える。
ポイントはこの3の足です。
初心者に教えるには「左足を揃える」のは分かりやすいんです。
でも、ベーシックが無意識に踏めるようになったら、
3の足は揃えるよりも、もっと後ろについたほうが、体重が載せやすいです。
では、後ろのどこにつくのかは意識してコントロールしてください。
これも、どこにつけば心地がいいのか、考えながら位置を調整します。
どう考えるのか?
・左足を右足に揃えて踏むと、上半身の動きを邪魔してしまいます。
のびのびと上半身が動ける位置に置きます。
・5の足を踏むのに早く踏める位置に置きます。
この2つの条件を満たす位置に置いて下さい。
7の右足も同様です。
左足に揃えるのではなく、少し前にズラしたほうが、無理がありません。
結局2の足とは?のまとめ
今回は2の足の重要性についてシェアしましたが、いかがでしたでしょうか?
・2の足を早く踏んで3の足のコントロール力を高める
・3の足のポジションをベストな位置に踏む
を意識されることで、新しい踊りが開花されると思います。
2や6の踏みにくい足を単純に簡略化するのではなく、
この足の重要性を逆にこだわることによって、
新しい踊りが生まれるところを考えると、
サルサって奥深いと思いませんか?
前回のステップの説明と合わせて、ニューベーシックを踏んでいきましょう!!
ということでまたッ!!
ごめんなさい。まだ、ベーシックの記事しか書いていないので、
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