サルサのベーシックってホントに大事?沢山踏むと何が変わる?

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よく、踊りの上手な人に、

「どうしたら、そんなにステキに踊れるの?」

と聞くと、お決まりのように

「やっぱベーシックが大事だよね~」って言う人は多いです。

レッスンでも、

「まずはベーシックが踏めないとね~」

とインストラクターに言われて思ったことありませんか?

 

いやいやいやいや・・・

 

ベーシック、昔からもう、死ぬほど踏んでるし・・・

もう、無意識に踏めるし・・・

どこできてないか、ワカンないし・・・

 

もちろん、ちゃんとしたイントラであれば、何ができていないのか聞いたら教えてくれると思いますが・・・

 

中には「気づいたら出来てたから、君も頑張って!」という、イントラもいるかもしれませんね^^;

(ちょっと厳しいですが・・・)

 

そもそも、リードするのに何でベーシックがそんなに影響するのでしょうか?
フォローするのになんでベーシックがそんなに影響するのでしょうか?

このベーシックについて、紐解いていこうと思います。

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【回想1】初心者のときのサルサ

最初に懐かしい、初心者の頃を思い出してみましょう。

サルサのレッスンに行くと一番に習うベーシック。

だいたい、最初の課題として

「つま先から踏んでくださいね!」

「交互に踏むんですよ!」

サルサは8拍子なので、

「1、2、3で交互に足を踏んで、一回休み!」
「5、6、7で交互に足を踏んで、一回休み!」

でいくと、いつも1では男子は左足(女子は右足)になりますよね。(On1の場合)

これを、無意識に踏めるようになってくださいね!

あとは足を踏む場所を変えるだけで、

・サイドに踏めますよ~

・ライトターンが回れますよ~

・レフトターンが回れますよ~

・クンビア~

・スージーQ~

・・・

 

などなど、思い出せば、いろんなシャインを踏みましたね。

 

「それらは、全てベーシックが基本だとするならばと・・・

よし、このベーシックをマスターすれば、サルサ上級者に一歩近づくのか!!」

 

と夢中でベーシックを踏み続けた時期、皆さんもあるのではないでしょうか。
筆者も、ずっと踏んでました^^;

やっと無意識にベーシックができたかと思うと、

今度は「頭がぴょこぴょこ」ならないで下さいね~!という次の課題・・・

 

ん~~~

 

フロアーを見渡すと・・・

 

オオッ!確かに初心者はぴょこぴょこしている(゚∀゚)
ヨシ!これができれば、いよいよ初心者脱出だ!!

 

そうとなれば、練習あるのみ!

 

膝と腰をつかって、頭が静かになるように・・・といろいろと調整してみたり、

鏡を見て頭の位置をチェックしてみたりとか、

ビデオで自分のベーシックを録画してみたりとかして、頭の上下がおさまってきた。

 

その頃、ちょうど、色々と技がつながるようになってきたり、

その時、同時期に始めた女子の友達もフォローがなんとなく分かってきたりしていました。

 

思えば、このころのサルサって、めっちゃ楽しかったですよね~^^

ベーシックを踏めば踏むほど、上手く慣れたような気がして...

【回想2】だんだんと雲行きが怪しくなってきたサルサ

この頃から、少しづつ、体で感じるところよりも、自分の踊りをビデオで見るようになったり、
鏡で見たりしてチェックし始めます。

ヨシ!次は手だ~!

な~んて、上手な人の特徴を見よう見まねでやったり、レッスンで教えてもらったりして、
夢中で習得しようとした経験はみんな通ってきたのではないでしょうか?

後は、曲に合わせて、もう少しなめらかに踊れるようになったら・・・

スタイリングを一生懸命やっていれば、ステキな〇〇先生の様に踊れる!!

・・・・・

2年後・・・サルサは色んな所で踊れるから、海や山へ遠征だー!

3年後・・・もう、どんなルーティンも習えばできるし、そろそろパフォーマンスをやっても大丈夫かな。

4年後・・・サルサを広めたい!やっぱ、初心者には優しく踊ってあげるのって大事だよね・・・

5年後・・・やっぱり、懐メロの好きな曲で上手な人と一曲でも踊れればいいかな・・・

6年後、7年後、8年後・・・・気づけば踊っている時間より、飲んでいる時間のほうが長かった・・・

というところまではいかないかもしれませんが^^;

 

それにしても・・・

アレ・・・いつしか、サルサのテクニックの方から離れてきていませんか?

なめらかに踊れるようになりましたか?

次の目標は見つかりましたか?

スタイリングはキマりましたか?

〇〇先生のすぐ後ろが見える辺りまで行きましたか?

 

気づくと時間が経っていたぁぁぁ~~~

 

と思われる方、多いのではないでしょうか?

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一生懸命やっていたハズなのに踊りが変わらないのは何故?

2年目以降も、サルサ場に行って、たくさん踊ったり、レッスン出たり、
中にはパフォーマンスをやったことのある人もいるかもしれません。

 

おかしいな~~~

 

結構、頑張っていたとは思うんだけど・・・

 

なんで、変わった気がしないのでしょうか?

「変わっていないのは気のせいで、実は変わっている???」

なんてヤワな事を言うブログはありませんので・・・^^;

ハッキリいいます!!

 

「変わっていません( ー`дー´)キリッ」

 

何故、変わらないのでしょうか?

 

変わらないのは必然なのです。

 

無理もありません。ちょっと、考えてみて下さい。

・ベーシックを踏み続ける意識。

・足の位置を意識し続ける。

・リードのテンションを間違えないように意識する(フォロワーの場合)

・技をインプットし続ける意識(フォローのパターンを覚え続ける)

・かっこよく決める意識(きれいにスタイリングを決める)

・曲を細かく聞き続け、音をハズさない意識。

 

というように、サルサを踊っていると、リーダーもフォロワーも

同時に、いくつものことをやらなければいけませんよね。

追加で〇〇して、さらに追加で〇〇して・・・と積み上げて踊りを作っていくとどうなるか?

このような、積み上げ式のスタイルでは、だんだんと、その人のキャパを超えてしまい、

 

その人の踊りはある日飽和を迎えるのです。(||゚Д゚)ヒィィィ!

 

当たり前の話ですが、これらをぜーんぶまとめて意識して踊って、果たして気持ちいい踊りができるでしょうか?

もちろん・・・

 

・3歳の時から踊りをやってました!

・運動はめっちゃ得意で、体は自分の思ったとおりに動かす自身があります!

・もう、24時間、サルサの事しか考えてません!

 

という方であれば、できる人もいるかもしれません。

 

でも、サルサが踊ってらっしゃる大半の方は30代以降に始められる方が多いのではないでしょうか?

中には40代、中には50代以降に始められる方もいらっしゃるかもしれませんね。

そんな中、正しいからといって、上記の全部の意識をしまくっていくと、

楽しい踊りには程遠いですよね!

 

気づけば、意識の沼に溺れてしまってはいないでしょうか?

できれば、

・そんな意識いっぱいしないで踊りたい!!

・心地よく踊りたい!!

・余裕で踊れたい!!

 

そっち側に行きたいですよね!!

 

大丈夫です!!

ちゃんとやれば行けます!!( ー`дー´)キリッ

 

そう思ったのであれば、まずはこの沼を脱出しましょう!

では、この沼からどう脱出すればいいのでしょう?

 

脱出のカギは「疑うこと!」です。

 

それって本当に必要なの?

なんのためにやるの?

そもそも正しいって何?→こちらについては別記事にまとめたので、ご参照ください。

ということを考えていきます。

 

初心者の時はなんとなく言われてやってた事を一つ一つ棚卸ししていきましょう。

 

 

さて、前置きが大変長くなって、申し訳なかったですm(_ _)m

 

で、今回の棚卸しは当然ながら、ベーシックですが、

 

何で、「サルサのステップは、つま先から踏まなければいけない」のでしょうか?

 

 

そもそも、ベーシックって?普通に歩くのとどう違うのか、考えてみましょう。

歩く時は、かかとから入って、体重移動が行われ、つま先から出ていきますよね。

つまり、歩くときの体重移動のメインはかかとからつま先の間で行われるのです。

 

次にサルサのステップで考えてみましょう。

(ここではON1のメンズタイミングで説明させて下さい。メソッド的にはON1とON2のリード、フォローとも共通です。)

 

On1の場合、最初の1の足で前に出た後、すぐに2の足で元にいた場所に戻ってこないといけません。

ここで、歩くときのように、かかとから入って、体重移動して、つま先から足を上げて、後ろに戻れますか?

そうです!

歩く時の足では速いサルサのリズムで1の足を踏んだ後、2の足を踏むのは理論的に無理なのです。

いやいや、かかとでもオレいけちゃってるし・・・という方は

1がステップではなく、タップになっちゃっているかもしれませんね。(足を踏むというか、床に置いてるだけ)

 

という事で、On1の1を踏む時のこの足は絶対につま先から踏まないと厳しいです。

 

ヨシ!つま先から踏む事は理解した!

でも、どう踏めば良いのか?

「振り上げて、真下に下ろす」

 

いやいやいやいや…

 

それじゃ、前に進まないでしょ…

 

だったら、その前に進んだら良いじゃないですか?

 

えっ???

 

ココがめちゃくちゃ大事なところです。

 

足は重心移動する為に踏むのではないのです。

 

「足は重心移動が済んだ後で、真下に下ろすだけ」

 

なのです。

 

ココが芯から分かると、足が床についた瞬間に重心が右から左に入れ替わります。

 

その結果どうなるか・・・

歩くときのように、踏みながら何となく重心移動している人と比較しすると、

運動神経に関係なく、0.5拍分以上早く踏むことができます。

 

「0.5拍分か〜、微々たる時間じゃね~」

 

ってこの時間を侮ってはいけません。

 

サルサの曲の中で、1クラーベ(8カウント)で考えてみましょう。

 

0.5拍×6歩=3カウント分

の余裕が生まれているのです。

 

この3カウント!!ヤバいです!

他の人が持っていないこの3カウントをどの様に使うかはpriceless!!

なんて冗談をいっているバヤイでは無いですが、何かをしないにしても、速い曲でも余裕で踊れそうな気がしてきませんか?

「キンバラ」も余裕でいけちゃうかもです!!

まとめ

初心者のときには、繰り返し同じことをやるだけでどんどんと出来た気がします。

でも、一通りできたら、やり続けるのは卒業です。

今回のようになんとなく踊り続けているだけでは、この時間に気づきませんよね。

これからは今まで、無意識にやったところを分解していきましょう!

分解することで、新しい発見が色々出てきます。

という事で、長くなってしまったので、今日はココまでっ!!

ごめんなさい。今回の記事、3千文字でサルサのベーシックの一歩踏むところまでいかなかったです^^;

ま、じっくりと焦らずに行きましょう!!

次回は、お待ちかね!
どうやって、一歩目の重心移動をするのかについて解説していこうと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

さて、申し訳ないですが、まだコンテンツ少ないので、

サルサ好きなあなたはコチラもどうぞ→

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