サルサを踊っててかかとを着かないのって大事?メリットは?

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サルサを踊る時によく、

「かかとは踏まないほうがいい」

っていいますよね!

女子の場合はヒールを履きますので、かかとを踏んだら、転んでしまう危険もはらんでいます。

でも、かかとってそもそも何故、踏んではいけないのでしょうか?

今回は、サルサでかかとを踏むことのデメリットについて迫ってみます。

かかとつい踏んじゃうんだよな~と思っている方、要チェックです。

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かかとを踏まないなんて簡単?

大丈夫!!アタシ決めたから!!

今から絶対に、かかとを絶対踏まないから・・・

気合でやっているうちに、それが自然になるはすだから・・・

とりあえず、今日から一ヶ月は毎日つま先で踊って慣れるまでやるワ!

 

いやいやいや・・・

ってやっても、絶対に長くは続かないのは、今までの経験からも分かりますよね。

 

そうです!!

 

サルサは気合では続かないのです。

 

「こっちのほうが楽じゃん!!」とまでならなければ、身につきません( ー`дー´)キリッ

 

それと、心理学的にもヒトって「〇〇しないように・・・」という否定形の意識はなかなか難しいみたいです。

コドモに、「このお皿、落としちゃダメよ!」とママが言っても、だいたい落としちゃうのは、

既に言葉から落としてしまうイメージができあがっているから・・・という理由らしいです。

なので、落とさないようにする注意とは「このお皿、しっかり持っててね!」というのが、落とさない言い方の様です^^;

 

というわけで、「かかとを踏まないように・・・」というアプローチで考えるとどうでしょう?

この言葉が出た時点で、かかとを踏むイメージがでてしまうので、これも失敗してしまいますね^^;

 

ということで、

「あなたは、どう踊りたいのか?」

今回もそれをするための目的から、足の踏み方について考えてみましょう。

人間の足って、なんで2本なの?

ここで、いつもの如く、ちょっと脱線します^^;

人間って、何で2本足歩行なんでしょうね?

 

進化の過程で、頭が発達して手を道具を使うようになったから・・・

そうなると、手は器用な作業ができるようにするために、

手の長さが退化して、足だけで歩けるようになった???

 

残念・・・進化論的にはこういうのも考え方は逆になるようです。

手が何かの事情で短くなって、4本足で歩けなくなってしまったので、

やむを得ず、2本足で立って歩いた。

 

2本足では、遅くしか進めないので、外敵に襲われやすくなった。

やむを得ず、手で武器を持って立ち向かった。

 

少しでも強力な武器のほうが、有利だったので、

やむを得ず、頭を働かせて強い武器をもった。

 

どれも、「生きるために、やむを得ず」ですよね。

 

なので、私達も「気持ちよく踊るために、やむを得ずかかとを上げましょう^^;」

って、ごめんなさい。

 

かなり、話がソレましたが、自然界で移動するという目的では、

圧倒的に4本足の方が、2本足よりも有利ですよね。

 

さらに細かく見てみます。

ところで、陸上で一番早く走れる動物って?

ハイ!チーターですね!

チーターのかかとの位置を見てみましょう。

この位置です!

チーターほど早くはないですが、もっと身近な早い動物でも見てみましょう!

前はオッさんだけに人気でしたが、最近は若い人にも人気な動物は?

ウマです!

このサラブレットのかかとの位置を見てみましょう!

この位置です!

ウマのような草食動物は休んでいても、牧草を食べていても、

いつ、どこから肉食動物が襲ってくるか分からないので、

いつもかかとが上がっているのでは・・・?

と筆者は勝手に考えています^^;

 

かかとというか、かかとより全然前、土踏まずよりも前の部分だけでしか、
地面をとらえていません。

人間の足だと、このあたりでしょうか・・・

ここで、ちょっと考えてみてください。

このおウマさんの状態って、フォローの状態によく似てませんか?

 

常にベーシックを踏み続けていて、いつどこから、リードが来るか分からない状態・・・

私達の普段の足はかかとをドシッと踏んでいて、長時間2本足で立っていても、疲れにくい足です。

だから、普段立っている時や歩いている時はかかとを踏んでいても違和感ないのでしょう。

 

でも、サルサのようにフットワークを使うものは、かかとをつけると、とたんに遅くなります。

 

ではベーシックではどのように足を使うのか考えてみましょう。

 

On1の場合

On1のメンズタイミングのカウントで考えてみます。

・1の足(左足)を踏む → ここはつま先から踏めば、かかとに乗っても、それほど影響ありません。

・2の足(右足)を踏む → ここも、後ろ方向への重心移動なので、つま先からかかとに乗っても問題なし。

・3の足(左足)を踏む → ここも、後ろ方向への重心移動なので、つま先からかかとに乗っても問題なし。

・5の足(右足)を踏む → この足です!重心移動が後ろ方向から前方向に変わります。

ここが一番足を使うところです。

右足を立ててチーターやウマのヒヅメの様につま先でしっかりと床を押して下さい。

5の足一本で後ろ方向の進む動きを止め、前に向かって加速します。

・6の足(左足)を踏む → この足も前方向に進む足なので、つま先を使って前に進むと楽に進めます。

・7の足(右足)を踏む → この足も前方向に進む足なので、つま先を使って前に進むと楽に進めます。

こうやって考えてみると、一番大事なのはカウント5の右足です。

あとは、カウント6の左足とカウント7の右足になります。

とにかく、最初はカウント5の右足をチーターやウマのひづめの様に踏むことをイメージしてください。

これが慣れてきたら、カウント6と7の足についても考えていきましょう。

 

On2の場合

続いてOn2のレディースタイミングで考えてみましょう。

 

・1の足(右足)を踏む → この足は前方向に進む足なので、つま先で前に進むと楽です。

・2の足(左足)を踏む → ここはつま先から踏めば、かかとに乗っても、それほど影響ありません。

・3の足(右足)を踏む → ここも、後ろ方向への重心移動なので、つま先からかかとに乗っても問題なし。

・4の足(左足)を踏む → ここも、後ろ方向への重心移動なので、つま先からかかとに乗っても問題なし。

・5の足(右足)を踏む → この足です!重心移動が後ろ方向から前方向に変わります。

ここが一番、足を使うところです。右足を立ててチーターやウマのヒヅメの様につま先でしっかりと床を押して下さい。

⑦6歩目(左足)を踏む → この足も前方向に進む足なので、つま先で踏むと楽です。

というわけで、On2のベーシックでつま先を一番使うのはカウント5の右足ですね!

最初はこの5の右足を、チーターやウマのヒヅメの様に踏むことをイメージしてください。

慣れてきたら、1の左足や7の左足の踏み方も考えられると思います。

(というか、5でしっかりとつま先を使えるようになると自然とできていると思います^^)

 

ここで、少し、整理してみましょう。

結局、前に移動する時の軸足のつま先の使い方が分かると、新たな余裕が生まれるんです。

この余裕を使えば、速いサルサも心地よく踊れるハズです^^

かかとを踏まないのではなく、早く移動するために、

右足のつま先(タ) → 右足のかかと(ン) → 右足のつま先(タ) → 左足(ン)

でタンタンと踏むよりも、間を抜いてしまって、

右足のつま先(タ) → 左足(タ)

でタタッと踏んだほうが、余裕ができて、左足の次の右足がメッチャ早く準備できて、余裕をもって踏めるよね・・・

という感じです。


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実際に足を踏んでいる感覚とビジュアルのズレ

 

間違いやすいところとして、感覚とビジュアルのズレがあることにも注意して下さい。

 

ちなみにこの方法でOn1の4歩目(カウント5)とOn2の5歩目の右足を踏んだ筆者の感覚としては、

「つま先が地面にビシッと刺さって、足の裏が地面に垂直に立っているような感じ」です。

でも、実際をビデオで撮ってスローで見ると、

「全然足の裏は立っておらず、かかとが着きそうだけどついていない」

様に見えます。

なので、そう考えてみると、

「意識と実際のビジュアルって大きくズレがあるんだな・・・」

とも思いました。

 

ということは・・・

 

見よう見マネやアドバイスを受けたとして、

なんとなく、「かかとをつかない!」

と、ただ意識や気合でやったとしても、

「一曲終わった頃にはもとに戻っている・・・」

という方が、むしろ自然な感じがしませんか?

まとめ

今回はベーシックでかかとを踏むことについて、どうなのかについて書いてきましたが、如何でしたでしょうか?

ベーシックのかかと1つでも、気合でやることって難しい・・・

と思いませんか?

今回はベーシックで説明しましたが、リードやフォローを行う時に、

この足の後、遅れるんだよな~と思ったら、ココで今回つかったつま先の事を思い出してみて下さい。

こんなイメージ^^;

チーターやウマのように素早く対応できるかもしれませんね^^;

参考になりましたら、幸いです。

ではまたッ!

 

ごめんなさい。まだ、ベーシックの記事しか書いていないので、

サルサ好きのあなたはこちらもどうぞ!→

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