頭がぴょこぴょこすることの恐怖に打ち勝って心地よく踏もう!

Basic

連日、新型コロナのネタでヤになってしまいますよね!

サルサイベントも殆どが中止になってしまっているし、
かといって、大きなイベントに行くのも感染りそうで、気が引けますよね。

そんな時は、無理せず、影練が一番!

次回、踊れるようになったときのために、テクニックの充電をしていきましょう!

さて、今回のテーマですが、まだまだ、ベーシックが続きます・・・^^;

初心者の時に、

「頭が上下にぴょこぴょこ踏むとカッコ悪いので、そうならないようにベーシックを踏んでね!」

と言っているインストラクターは多いです。

確かに、初心者の時はこのアドバイスはとっても有用なんですが・・・

ある程度のレベルになったら、このぴょこぴょこがなんでダメだったのか???

を考えいていかないと、ぴょこぴょこが次のステップに進むための足かせになってしまうかもしれません。

ということで・・・

・やっぱり、ぴょこぴょこするかも・・・
・お尻のフリフリってこれでいいの?
・自分の足ってスリ足かも・・・

この言葉にピンと来たら、要チェックです。

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いいじゃないか!ぴょこぴょこがなぜ悪い???

別に上記の3種類の状態になったとしても、
踊れない事はないです。

でも、どうしても、デメリットは多いかもしれませんね!

例えば…

・速い曲だと忙しくなる
・リードが強いと引きずられる…(フォローの場合)
・リードしていて、左右に振られる。
・動いていて、フワフワした感が残る
・自分の動画を見ると、ビジュアル的に軽く見える
・音取りがボケる…
・腰が悪くなる

などなど…

この辺を感じているのであれば、足かせになっている「ぴょこぴょこの呪縛」を一旦、考えてみると良いかもしれません。

と言うことで、今回はそのへんについてひもといていきましょう。

初心者がぴょこぴょこしてしまう理由

では、何故、初心者は頭が上下に動きやすいのでしょうか?

やはり初心者の時はラテンの体づかいに慣れていないので、重心移動が難しいです。

普段の慣れた体づかいだと、重心移動はかかとをついて行いますよね!

歩く時の重心移動は…

①かかとから入って、
②外側に移り
③親指側に抜けていく

感じではないですか?

さらにサルサはつま先からつくこと!と習いますよね!

なので、歩く時の重心移動に必要なかかとが踏めません。

前に進もうと思っても、なかなか前に行けないのです。

そうなると・・・

①膝を伸ばしてつま先で伸びて

②前に傾いて

③次の足が下りる

の様に、「上がって、下がる」の様な動作になります。
コレがぴょこぴょこの様に見えるんだと思います。

腰が逃げちゃうケース

次にやりがちなケースとして、

つま先から踏んで、身体が伸びてきて、
重心が上がりそうになってくると、
お尻を左右にズラして、身体をくの字の様にして重心を上げない様にする動きです。

女子とか、この様にお尻を動かすと「セクシー❤️」
とか勘違いしちゃうと、もう大変!
この動き、片方の膝を伸ばして、片方の膝を大きく曲げると、結構簡単にできてしまいます。

バチャータ踊られる方も気をつけて下さいね!

でも、やり過ぎると…

いつか、腰が痛くなって、あまり踊れなくなってしまうかもしれません…

(そもそも、この画像、腰痛のサイトからDLしてきたので・・・^^;)

しかも、こんなに頑張ってやっているのに、それほど大きく動いている様に見えません。

何故か…

 

人間の目って「相対評価」だからです!

 

ベーシックで、いつもこの様に踏んでいると、
この動きに目が慣れてしまいます。

そうなると、その大きな動きの中に吸収されてしまいます。

結果として、

めちゃくちゃ大きく動かしているのに、たいして大きく動いていない様に見えるのは残念ですよね!

しかも、その動きが、腰を圧迫しているのであれば、イイ事ありません。

そうではなく自然な動きを覚えたうえで、アクセントでやった方が効果的とは思いませんか?

スリ足気味の場合

上下に行くのがカッコ悪いのであれば、初めから重心を上に持っていかなければイイ!

と考えて、同じポジションのまま、足をスライドさせながら踏む方法です。

確かに、運動性能は上記の2つと比較すると、格段と良くなります。

私も、コレはコレで一つのテクニックだと思います。

このステップのデメリットとしては、

床を選ぶ様になる事くらいでしょうか…

「じゃあその踊り方でもイイよね!」

と言う考え方もありだと思います。

でも、サルサの新しい世界を見たいのであれば、
「横乗り」だけでなく、もう一つ「タテ乗り」も覚えられては如何でしょう?

音の強弱が目立つ様な曲の場合、上から下に
「ドンッ」って踏みたい事ってないですか?

この上から下への音に合わせて、タテにドンッて乗るの、
やってみると、めちゃくちゃ気持ちがいいのです。

いやいやいや・・・

サルサは音を立てて踏まない踊りだから、ドン!と音をたてて踏んじゃうんじゃないの???

大丈夫!!つま先から踏めば、音の量はつま先でコントロールできます!

と言うか、サルサを踊る時、身体は楽器の様なものだと思いませんか?

この感覚をスリ足だけで行うには限界があるのです。

ズッて足を踏むと、どこが音に合ったのか、ボケる感じがしませんか?

というか、どの曲を踏んでも余り変わらない感覚かもしれません。

 

足を振り上げて下ろす踏み方ができれば、ここの表現が自在です。

ダイレクトに踏んでもイイですし、タメて踏んでもあなたの表現次第…

もっともっと、音に合わせて自由に踊ることができます。

タテ乗りの踏み方は?

という事で、いつもの如く、前置きが長くなりましたが、踏み方について考えてみます。

「上下動しないように」と考えると、無意識にしてしまうので、全く違う意識からステップを変えていきましょう。

On1の場合

On1のメンズタイミングで説明します。

カウント1を踏み出す時の体重移動の軸足(右足)をとにかく伸ばしてみてください。

伸ばすのは足だけでなく、反対側の肩に向かって上半身まで伸ばして行きます。

膝が伸びて、腰が伸びて、胸が伸びていくとどうなるか?

その過程で胸と腰は軸足を中心に時計回りに回転していきます。

こんな感じのイメージです。(絵が下手でスミマセン・・・Orz)

ここで、足を真下に下ろしてみて下さい。

無理に、前に進もうと思わなくても、自然と足は前に出ますよね!(腰が回っているので…)

走る時のフォームでは自然とこの形ができているんですけどね^ ^

体に大きくねじれが入っていますよね。
(どっちが伸びてどうねじれているかは訳がわからなくなるので、ここでは忘れましょう^^;)

この方法ですと、足が地面についた瞬間に左足に体重移動が終わっています。

この時点で前に行く慣性の力がそれほどかからないので、カウント2の右足には、すぐに乗ることができます。

ここで、右足をしっかりと伸ばして、3・4の左足を踏んで下さい。

足は、必ずしも右足に揃える必要はありません。もともとの位置よりも、かなり後ろにつくと思います。

5と6の足は、それほど意識しなくても、踏めると思います。

こんどはこの6の足をしっかり伸ばしてから、7の足を踏んで下さい。

On2の場合

On2はレディースタイミングで説明します。

On2の場合はカウント1の足はいつも通り、ほとんどその場か若干前に踏みます。

 

カウント2のブレイクの足を踏む際に、ちょっと忙しいですが、

軸足の右足をしっかりと伸ばして、上半身がローリングするところまで、体を伸ばして下さい。

短距離走のスタートダッシュとかめっちゃ上半身ってローリングしてますよね・・・

こんな感じでローリングすると、自然と胸と腰が右側に回転し、オイしい場所で左足を真下に踏むことができます。

2の左足を踏む時にそれほど前方向の加速はないので、難なく3・4の右足を踏むことができます。

ここで5の左足を踏んだら、この左は6の軸足になります。

しっかり伸ばして、上半身の右胸と右腰が出るまで、回転させます。

この状態で、重心を後ろにちょっと倒せば、簡単に6の右足が後ろに踏めます。

7も殆ど移動がないので、簡単に踏めますよね。


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いきなりベーシックは難しいんだけど・・・

ということで、体のねじれを使って、ベーシックを踏むことによって、
縦方向のどっしりとした動きが可能になります。

では早速・・・

って、いきなりはベーシックを踏むのは難しいかもしれませんね・・・

「言うは易しですよね!」ということで、エクセサイズの方法です。

エキササイズとしては、右足と左足の軸足を交互に伸ばして前に、ゆっくりと進んでいきましょう。

右足を伸ばして、左胸が前に出てきたら、左足を前にドンとつく。


左足を伸ばして、右胸が前に出てきたら、右足を前にドンとつく。
右足をのばして、左胸が前に出てきたら、左足を前にドンとつく
・・・・・

前に進むことができたら、今度は後ろです。

後ろも、ひねり方は前と同じです。

軸足の傾け方が前か後ろかの違いだけなので。

右足を伸ばして、左胸が前に出てきたら、後方に左足をドンとつく。
左足を伸ばして、右胸が前に出てきたら、後方に右足をドンとつく。
右足をのばして、左胸が前に出てきたら、後方に左足をドンとつく。
・・・・・

この足の踏み方が自然にできるようになったら、ベーシックを踏んでみましょう。

最初はゆっくりと大げさなくらいにねじりを使ってみて下さい。

慣れてきたら、動きを小さくしていき、だんだんと自然な動きにしていきましょう。

結果的には左胸と右腰、右胸と左腰で引っ張り合うイメージになってくればいい感じです。

タテ乗りベーシックのまとめ

ということで、今回はタテ乗りベーシックの気持ちよさと、エクセサイズの方法について説明しましたが、如何でしたでしょうか?

この乗り方ができると、音取りが心地いいだけでなく、

・床の状態
・曲の速度
・踊るスペース

からも開放されます。

なので、最近、踊りがマンネリ化してきているかな・・・

と思われた方はチャレンジすると、面白いかもしれません^^;

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

ごめんなさい。まだ、ベーシックの記事しか書いていないので、

サルサ好きのあなたはこちらもどうぞ!→

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